大量の名刺をスキャンしてデータにする手順|100枚・数百枚たまったときの進め方

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名刺が数十枚のうちは、手で入力してもなんとかなります。ところが100枚、数百枚とたまると、どこから手を付ければよいかわからず、箱に入れたままになりがちです。この記事では、大量の名刺をデータにするときの進め方を、仕分けから原本の扱いまで順番に紹介します。

量が多いときは「段取り」で決まる

名刺のデータ化の方法そのものは、紙の名刺をデータ化する方法 で紹介したとおり、手入力・スマホで撮影・スキャナーで読み取りの3つです。

ただ、名刺が数百枚あるときにつまずくのは、方法よりも 段取り です。いきなり全部を読み取り始めると、途中で疲れて止まったり、確認が追いつかず誤りが残ったりします。量が多いときは、次の5つの段階に分けて進めます。

  1. 仕分ける
  2. 読み取る
  3. 確かめて直す
  4. タグを付ける
  5. 原本を片づける

枚数で選ぶ、読み取りの方法

方法向いている場面よいところ気をつけたいところ
スマホで撮る毎回の交流会や商談で増える数枚〜数十枚その日のうちにできる。机に向かわなくてよい数百枚を1枚ずつ撮るのは疲れる。照明の反射や影で読み取りにくくなる
スキャナーでまとめて読む箱や引き出しにたまった百枚単位名刺を束で差し込める。向きや明るさがそろうスキャナーが要る。机で作業する時間をとる必要がある
手で入力する読み取りにくい名刺が数枚だけ残ったときどんな名刺でも入力できる1枚あたりの時間がかかる。打ち間違いが起きやすい

大量にたまっているなら、たまった分はスキャナー、これから増える分はスマホ、読み取れなかった数枚だけ手入力 という分担が進めやすい形です。

手順1:仕分ける

読み取る前に、名刺を山のまま机に出し、次のように分けます。

  • データにする名刺と、しない名刺に分ける。 同じ人の古い名刺や、関わりのない名刺まで読み取ると、確認の手間が増えます。迷う名刺の分け方は 名刺の処分のしかた にまとめています
  • 出どころごとに束にする。 「〇〇交流会(2026年5月)」「△△社との商談」のように、会った場所や時期ごとに輪ゴムや封筒でまとめます。束ごとに読み取れば、あとで「どこで会ったか」をまとめて書き足せます
  • 読み取りにくい名刺を別にしておく。 縦書き、手書き、写真や模様の上に文字がある名刺、透明や金属の名刺は、別の束にしておき、最後に確かめます

手順2:読み取る

スキャナーで読むときのコツ

  • 向きをそろえる。 表を同じ向きにそろえて差し込むと、読み取ったあとに画像を回す手間が減ります
  • 両面の名刺は両面で読む。 裏に英語の表記や手書きのメモがある名刺は、両面を読み取る設定にします。表と裏が別の人として登録されないよう、読み取ったあとにも確かめます
  • ホチキスやクリップを外す。 留め具がついたまま差し込むと、紙詰まりや機械の傷みの原因になります。ホチキスの跡で角がめくれている名刺は、指で平らに戻してから入れます
  • 汚れや折れを直す。 角が折れた名刺や反った名刺は、重ねて重しをのせておくと平らになります。のりやテープが付いた名刺は、ほかの名刺にくっつかないよう別にします
  • 一度に入れすぎない。 スキャナーの説明書に書かれた枚数を目安に、少なめに入れると紙詰まりが減ります
  • 束ごとに区切る。 手順1でつくった束ごとに読み取ると、どの交流会の名刺かが混ざりません

スマホで撮るときのコツ

  • 明るい場所で、名刺に影が落ちないように真上から撮ります
  • 光沢のある名刺は、照明が映り込まない角度を探します
  • 白い名刺は白い机ではなく、色のある紙や布の上に置くと、名刺の輪郭がはっきりします

手順3:確かめて直す

読み取りの精度が高くなっても、誤りがゼロになるわけではありません。大量の名刺を読み取ったあとは、すべての項目を見比べるのは大変なので、必ず確かめる項目を決めておきます。

項目よく起きる誤り確かめ方
氏名の漢字似た字への読み違い(「髙」と「高」、「﨑」と「崎」など)紙と見比べる。失礼にあたりやすい項目なので最優先
メールアドレス「l(エル)」と「1」、「0」と「o」、「-」と「_」の取り違え紙と1文字ずつ見比べる
電話番号数字の読み違い、会社の番号と携帯の番号の取り違え桁数と、どの番号かを確かめる
会社名・肩書きロゴの文字が読めていない、肩書きが途中で切れている名刺のデザインが凝ったものだけ見直す

すべての名刺でこの4項目を確かめるのが理想ですが、時間がとれないときは 氏名とメールアドレスだけは必ず 見比べましょう。連絡するときに困るのは、ほとんどこの2つです。

手順4:タグを付ける

データにしただけでは、名前や会社名でしか探せません。あとで「福岡の製造業」「採用に困っている経営者」のように探せるよう、次のような手がかりを付けておきます。

  • 会った場所と日付(手順1の束の名前をそのまま使える)
  • 業種・エリア
  • 趣味や話題になったこと
  • 要望(販路を広げたい、仕入先を探している など)

言葉をそろえるコツや、探しやすい手がかりの決め方は 交流会で集めた名刺の整理術 にまとめています。

手順5:原本を片づける

確かめ終わった束から、紙の名刺の扱いを決めます。

  • 今も取引や連絡が続いている相手の名刺は、紙のまま手元に残す
  • それ以外は、データが残っていることを確かめてから処分する
  • 会社で受け取った名刺は、社内の決まりに沿って保管・処分する

名刺には相手の個人情報が載っているので、捨てるときはシュレッダーなどで読めない形にします。

1日で終わらせようとしない

数百枚の名刺を1日で片づけようとすると、確認が雑になり、誤りが残ります。次のように、1回の量を決めて、何回かに分けて進める ほうが、やり直しが少なく済みます。

回すること
1回目全部を仕分けて、束をつくる(読み取りはしない)
2回目以降1回に1〜2束ずつ、読み取り → 確かめる → タグ付けまで進める
最後読み取れなかった名刺を手で入力し、原本を片づける

新しく増える名刺は、その日のうちにスマホで撮る習慣にしておけば、次に「大量にたまる」ことはなくなります。

進める前のチェックリスト

  • データにする名刺と、しない名刺を分けた
  • 会った場所や時期ごとに束にした
  • 読み取りにくい名刺を別の束にした
  • ホチキス・クリップを外し、折れや反りを直した
  • 両面の名刺は、両面を読む設定にした
  • 氏名の漢字・メールアドレス・電話番号を確かめる時間をとった
  • 1回に進める量を決めた

「えにし」で大量の名刺をデータにする場合

「えにし 〜お客様ノート〜」は、名刺から人とのご縁を育てるための、パソコン(Windows / Mac)のお客様ノートです。

  • スキャナーで、100枚・200枚の名刺も登録できます。 撮った名刺や読み取った名刺は、AI が読み取ってお客様ノートに登録します
  • AI が業種・エリア・趣味・要望のタグを自動で付けます。 手順4のタグ付けを、一から手で行う必要がありません。付いたタグは、あとから自由に追加・修正できます
  • 読み取った内容は、確認・修正してから使えます。 手順3の確認も、えにしの画面の上で行えます
  • これから増える名刺は、スマホで。 無料のスマホアプリ「えにしモバイル」(Android 版)で撮影すると、写真はご自身の Google ドライブに保存され、パソコンの「えにし」が自動で取り込みます
  • 顧客データを当社に預ける必要はありません。 データはご自身のクラウドまたはパソコンに保存されます。名刺の読み取りのときだけ、画像が当社のサーバーを経由して AI へ送られますが、当社は画像も読み取り結果も保存しません

読み取りは月あたりの回数で数えます(無料プランは月50回。名刺1枚=表裏1組で1回。上限に達した月は、翌月に枠が戻ります)。数百枚を読み取るときは、月の枠に合わせて何回かに分けるか、有料プランをご検討ください。初回は起動から60日間、すべての機能を無料でお試しいただけます。

まとめ

  • 大量の名刺は、方法より段取り。仕分け → 読み取り → 確かめる → タグ付け → 原本の片づけ の順で進める
  • たまった分はスキャナー、増える分はスマホ、読み取れない数枚だけ手入力
  • スキャナーは、向きをそろえ、留め具を外し、束ごとに読む
  • 氏名の漢字とメールアドレスだけは、必ず紙と見比べる
  • 1日で終わらせようとせず、1回の量を決めて何回かに分ける

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